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奥のコソ道

池田ですが、イケイケではないです。イケてない方のイケダです

山の日について

昨日は人生で初めての山の日

 

なんのためのお休みなのか

山に登ろうキャンペーンなのか

 

 

そんな誘導をされたとしても

引きこもりが登れる山と言えば
部屋のゴミの山くらいで。

 

 


あ、20代のうちに私には達成させたいことが2つあったんだけど

1つが、フルマラソン完走
もうひとつが、富士山に登ること。

 

 

んでね、そのうちの1つを叶えるべく
当時付き合って間もない池旦那を連れて
夏の富士山にいったんだけどね


富士山っつったら、日本が誇るナンバーワン

そんなね、『ナンバーワンの上に立てる』なんて思っただけで
血が騒ぐっつーの?血の巡りが良くなっちゃって

前の日ドキドキして眠れなかった

 

 

池旦那とは『暗いうちから出発すっから』って話をしてたし
寝れないくらいがちょうどいっかーって思ってたんだけど

なんか気付いたら普通に朝日が出てまして。


あれ、ドキドキして寝れなーいなんて思いながら目をつぶったのまでは覚えてるんだけど
そっから時空間移動していたんだろうね、ぶっちぎりで朝だった。
とんだうっかりさん。

 

 

そんな出遅れ感と
なけなしの荷物を詰め込みながら
テッペン目指して登ったんだけど


天気もいいし
雲よりも高い位置にいるってのは、さすが日本一だな、と

頂上にたどり着いた時の達成感は
言葉じゃ言い表せないものだったんだけどね

 

朝出発していたもんで、頂上の時点ですでに夕方で。

どうやら富士登山って、夕方に登って山小屋で休んで
朝日を頂上から見て、そこから下山するってのが
正解だったらしいんだけど

私たち、まったく逆のことをしていたみたいで。

 

 

なんていうか、人の流れに逆らっているなーってのは
うすうす気づいてはいたんだけど

夕方から下山するっていう人がほとんどゼロに近くて。

 

 

でもね、その日が日曜日で。

自動的に次の日は月曜、つまりは仕事なわけで
どーしても下山しなくてはいけない理由がそこにあったから
周りの登山客の反対も押し切って下山したんだけど。

 

 

すぐに日は落ちて
だんだん雲行きも怪しくなって、気温もぐんぐん下がる

 

 

 

雨、強風、ヒョウ、カミナリ
全部が一気に「集合~!」っていいながら
ナンバーワンマウンテンにやってきて。
フジサンったら、よくばっちゃってさ、フルコースをディナーに頼んじゃったの?っつって。

 

デザートは、ピンポン玉くらいの氷の粒がミサイルのごとく降ってきて。

富士山は、ほとんど木がない山なので氷の玉がゴロゴロと転がりおちるの
甲子園のこぼれ球よりも若干多い氷の玉。

 

カミナリもね、ピカって光ってから音がなる…っていうものだと思ってたけど
それ、ここで発電する?鬼ちゃん来ちゃった?ってくらい、イナズマがピシャーンって直下なの

 

まさに自然災害のオンパレード。ちょっとしたインディ・ジョーンズの世界観。

 

 


明かりはゼロ。人もゼロ。

 


正直、今歩いている道が正しいのかどうかもわからない状態で
とにかく地上にどうにかつくように歩きまくった

 

 

しばらくしたら明かりが見えて、山小屋かな、と思って
やっとの思いでたどりついたんだけど
誰もいない公衆トイレで。

 

 

服の水分を絞りながら、救助の電話をしようと思ったんだけど
池旦那の携帯は、雨により水没しててお亡くなりになっているし

 

唯一つながった私の携帯で救助を呼んでも
天候が回復するまでは助けに行けないといわれるし

 

脳裏に次の日の新聞記事が浮かんだよね
富士登山で2名が遭難というタイトルの記事が。

 

池旦那の後日談だけど、本当に死を覚悟した、と思ったらしいし。

 

だけど、救いの神は突然やってきて

雨も落ち着き
凍り付きそうだった髪の毛が少しずつ溶けたころに
2人組の男性登山客(結構プロ)がこちらに向かってきた

 

 

命からがら力を振り絞って
助けの声を出し
どうにかその人たちに連れられて下山ができたんだけど。

 

その人たちと帰り道、仲良く話ながらきたんだけど。


戦場を共にした戦友のように思っていたんだけど。

 

ゴールについたとたん
山をなめんな!!って怒られました、はい。
この日一番のカミナリはここに落ちたか、と。

 

 

そんな富士登山のことを思い出しながら
ゴミの山に目を向けた、山の日。

 

 

家の中のゴミも「なめんな!」と言わんばかりの量だった

 

 

イケてない

池田の日常